物書きのミナサマ、絵描きのミナサマ、コメントきっちり残せなくてごめんなさい!
しっかり熟読させていただいて、もっさりコメントさせていただきますっ。
イラストはとんでもなく癒されておりますので、楽しみにさせていただいています。
アイデア詰まりまくりの兎和の元気となっていますので、これからも足跡つけまくりですがよろしくですー!
両手に独特の痺れを感じつつも、壁への直撃は伊吹が引き受けてくれたお陰で双葉に負傷はなかった。もっとも、驚異的な回復能力を持つ伊吹もほとんどダメージを受けてはいないし、それを見越しての行動なのだが、一時的にでも怪我をしている姿はやはり痛々しく思えてしまう。
とはいえ、お互い瓦礫を被ったまま立ち上がってさえいない姿はどっちもとっちと言えた。
そして同じく共通しているのは、僅かな油断さえ許されない狂気が支配する空間の住人と変貌した二人の顔。直感がこの相手は危険だと警笛を鳴り響かせ、自動でスイッチを切り替える。
このある種、別人格と言ってもいい程の二面性は何も特別ではなく、同じ世界に生きる者が皆持っている必須スキルだった。日常のまま足を踏み入れるのは、正体が何であれ羊の着ぐるみをすっぽりと被って無用心にウロウロするようなものだし、そんなものを着ていては本来の実力が発揮できないという訳である。かといってその領域から抜け出せない者は、ただ狂気に取り付かれているだけであり、魔物と大差ないだろう。長く住む者ほど危うさに魅了され、帰り道を見失ってしまうのではあるが……。
双葉はゆらっと立ち上がると、殺気に呼応するかのように風で踊るゴスロリ服のスカートを軽くはたく仕草を見せ、シズナの視線を押し返しつつも高速で思考は駆け巡る。
フォルスという執事服の男は、ここから見える範囲内にはいないようだ。傍観するつもりなのか隙を窺っているのか、ともかくシズナで手一杯なので今は気に留める程度といったところか。
黒い風……。フォースナイトの刃を風と融合させてる感じの、継続的に魔力を放出しているモノだとみていいだろう。とんでもない規模と威力だけど、近距離で押してくるタイプでもなさそうだし苦手じゃない。
「檻から歩いて出られるまで会話は無しだ、伊吹。どうせすぐに聞こえなくなってしまう」
明らかにトーンの違う双葉の声は背後で逆立ちをするように跳ね起きる伊吹に向けられていたのだが、既にヘッドフォンを装着し外部の雑音をシャットアウトしている彼には届かなかった。
この音楽を聴くという伊吹独特の一見アンバランスな集中の仕方は毎回ではなく、法則といったものは皆無であり判断基準は本人にしかわからない。もちろん外部の音を失うことは不利になるだろうし、双葉の声も聞こえなくなる。そのことを言う度に返ってくる答えは「伝わるときは伝わるし、ダメなときは耳を澄ましていてもダメ」という、何とも伊吹らしいものであった。顔付きを見れば、今回は“伝わった”のだろう。
いつもの笑みとはまた違う、狂気という素顔を写す仮面をつけた伊吹が歩いて距離を詰め、表情からか見下している風に見えるシズナに言う。
「光と闇の交錯する世界へようこそ」
「さぞかし楽しい世界なんだろうえ。すぐに消し飛んでしまわないように祈るら」
ゆっくりとした歩みは一変し、撃ち出された弾丸のようにシズナへ向かって疾走しだしたのは丁度二曲目が開始されるタイミングであった。偶然なのか無意識の行動か、それとも神の力を借りる伊吹自身が信じていない神という存在のさりげない自己主張の演出かはそれぞれの判断に任せることとしよう。今は迎え撃とうと幾重にも繰り出され、寸前でかわす伊吹の真横を一番近くにいる者には聞こえない唸りをあげながら通り過ぎていく黒い風のほうが優先順位が高いのだから。
失速しない伊吹とシズナの距離はあと一歩というところまで近づいていた。ただしその間には渦巻く黒い風が立ちはだかる。恋愛小説のような想い合う二人を阻む試練なら可愛げもあるが、残念ながら今此処に存在するのは跡形もなく消し去ってしまおうという凶暴な敵意でしかない。
かわせない。
不本意ながら二人の思考は一致する。
だが、次の光景はシズナの予想を遥かに裏切っていた。伊吹を避けるようにして、真っ二つに割れる黒い風。いつもの髪をかきあげる仕草をする右手の甲には、十字架をあしらった魔法陣が赤く浮かび上がっていた。
「エクソシスト!?」
苦笑いを浮かべながら言うシズナへの返答は、心の中で呟くように行われた。
「ヴァンパイアにとってはどんな優秀なエクソシストより怖いだろう、無能な死神さ……お前ら専用のな」
駄文だなぁと痛感している兎和に活を
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
しっかり熟読させていただいて、もっさりコメントさせていただきますっ。
イラストはとんでもなく癒されておりますので、楽しみにさせていただいています。
アイデア詰まりまくりの兎和の元気となっていますので、これからも足跡つけまくりですがよろしくですー!
両手に独特の痺れを感じつつも、壁への直撃は伊吹が引き受けてくれたお陰で双葉に負傷はなかった。もっとも、驚異的な回復能力を持つ伊吹もほとんどダメージを受けてはいないし、それを見越しての行動なのだが、一時的にでも怪我をしている姿はやはり痛々しく思えてしまう。
とはいえ、お互い瓦礫を被ったまま立ち上がってさえいない姿はどっちもとっちと言えた。
そして同じく共通しているのは、僅かな油断さえ許されない狂気が支配する空間の住人と変貌した二人の顔。直感がこの相手は危険だと警笛を鳴り響かせ、自動でスイッチを切り替える。
このある種、別人格と言ってもいい程の二面性は何も特別ではなく、同じ世界に生きる者が皆持っている必須スキルだった。日常のまま足を踏み入れるのは、正体が何であれ羊の着ぐるみをすっぽりと被って無用心にウロウロするようなものだし、そんなものを着ていては本来の実力が発揮できないという訳である。かといってその領域から抜け出せない者は、ただ狂気に取り付かれているだけであり、魔物と大差ないだろう。長く住む者ほど危うさに魅了され、帰り道を見失ってしまうのではあるが……。
双葉はゆらっと立ち上がると、殺気に呼応するかのように風で踊るゴスロリ服のスカートを軽くはたく仕草を見せ、シズナの視線を押し返しつつも高速で思考は駆け巡る。
フォルスという執事服の男は、ここから見える範囲内にはいないようだ。傍観するつもりなのか隙を窺っているのか、ともかくシズナで手一杯なので今は気に留める程度といったところか。
黒い風……。フォースナイトの刃を風と融合させてる感じの、継続的に魔力を放出しているモノだとみていいだろう。とんでもない規模と威力だけど、近距離で押してくるタイプでもなさそうだし苦手じゃない。
「檻から歩いて出られるまで会話は無しだ、伊吹。どうせすぐに聞こえなくなってしまう」
明らかにトーンの違う双葉の声は背後で逆立ちをするように跳ね起きる伊吹に向けられていたのだが、既にヘッドフォンを装着し外部の雑音をシャットアウトしている彼には届かなかった。
この音楽を聴くという伊吹独特の一見アンバランスな集中の仕方は毎回ではなく、法則といったものは皆無であり判断基準は本人にしかわからない。もちろん外部の音を失うことは不利になるだろうし、双葉の声も聞こえなくなる。そのことを言う度に返ってくる答えは「伝わるときは伝わるし、ダメなときは耳を澄ましていてもダメ」という、何とも伊吹らしいものであった。顔付きを見れば、今回は“伝わった”のだろう。
いつもの笑みとはまた違う、狂気という素顔を写す仮面をつけた伊吹が歩いて距離を詰め、表情からか見下している風に見えるシズナに言う。
「光と闇の交錯する世界へようこそ」
「さぞかし楽しい世界なんだろうえ。すぐに消し飛んでしまわないように祈るら」
ゆっくりとした歩みは一変し、撃ち出された弾丸のようにシズナへ向かって疾走しだしたのは丁度二曲目が開始されるタイミングであった。偶然なのか無意識の行動か、それとも神の力を借りる伊吹自身が信じていない神という存在のさりげない自己主張の演出かはそれぞれの判断に任せることとしよう。今は迎え撃とうと幾重にも繰り出され、寸前でかわす伊吹の真横を一番近くにいる者には聞こえない唸りをあげながら通り過ぎていく黒い風のほうが優先順位が高いのだから。
失速しない伊吹とシズナの距離はあと一歩というところまで近づいていた。ただしその間には渦巻く黒い風が立ちはだかる。恋愛小説のような想い合う二人を阻む試練なら可愛げもあるが、残念ながら今此処に存在するのは跡形もなく消し去ってしまおうという凶暴な敵意でしかない。
かわせない。
不本意ながら二人の思考は一致する。
だが、次の光景はシズナの予想を遥かに裏切っていた。伊吹を避けるようにして、真っ二つに割れる黒い風。いつもの髪をかきあげる仕草をする右手の甲には、十字架をあしらった魔法陣が赤く浮かび上がっていた。
「エクソシスト!?」
苦笑いを浮かべながら言うシズナへの返答は、心の中で呟くように行われた。
「ヴァンパイアにとってはどんな優秀なエクソシストより怖いだろう、無能な死神さ……お前ら専用のな」
駄文だなぁと痛感している兎和に活を
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
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いけー!!
地味っていうなー!と心の叫びが(笑)
>WAKAGASHIRAサマ
シズナ様派がここにっ!
にくきう が商標でしたので、トラブる前に変更かけました。
アドレス :http://mini-m.info
ブログ名:にぶんおんぷ
です、お手数おかけしますが、再変更お願いします。
ちなみに「nikukiu.com」でも今年一杯はアクセスできる
よていですー。
早く落ち着いてここのお話よんでキャラ描きたい。。。w
描きたいだなんてっ><
元気の無いときのイラストは本当に何というか……、あんぱんなヒーローの新しい顔なのですよー。
描きたくってしかたない!ってキャラや、シーンをつくれたらなーって思いますっw