いや、何と言うか今回ほ本当にあれです……
うん、カラッポなんです。げふーん。
|*'ヮ')っ気晴らしに音楽変えました。

10:37のお方
味ですかっ!よく独特とは言われますが、いい方にダシがでててよかったです♪
元気をありがとうー!
書き続ける励みになりますっ。
あと数歩、双葉が出口へと進んでいれば扉で全身を痛打しつつ外へ弾き飛ばされていたであろう。ただし、その場合は脱出できたにもかからわず頭から湯気を出し、目を三角にした鬼双葉が舞い戻ってくることは容易に想像できる。
「どんな手品かしらねぇが、こんな古いホラー映画に出てきそうなモンで驚くか……よっと!」
十分に効果があったらしく、硬直したまま二つに結んだ金髪だけが扉の閉まる勢いで動いている双葉を、後から歩いてきた伊吹が押しのけ、閉ざされている扉に軽く右足で蹴りを放つ。
緩く締めたネクタイが踊る静けさとは対照的に爆発音といっていいほどの轟音が鳴り響き、開く・閉じるの二つしかない単純な役割のどちらでもない、本体ごと吹き飛ぶという理不尽なアクションを要求された扉が破片を庭に四散させた。
そしてまだ一部が宙を舞い、石畳との衝撃音を次々と奏でる間をすり抜け二人は駆ける。
もしこの扉が言葉を話せたとすれば「閉じ込められたという設定を守ってください!」と猛抗議したはずである。
あのシズナというのは間違いなくヴァンパイア。隠そうとしない魔力、妖しい光を帯びた瞳、向こうが気付いたのと同じく双葉にも伝わる“同種”のような感覚、全てがそう告げていた。
なのに今、こうして逃げている。
指令の対象じゃないから?
……指令って何だ。
関係なくヴァンパイアなら狩る。
もしくは指令されたヴァンパイアだけを狩っていく。
実に単純明快である。
受け入れられれば何の葛藤もなく、楽になれるだろう。
私は何者。
ヴァンパイアを狩るために創った、直接そう言ってくれればいい。
その意志の通り行動しているのに、ウィステリアを見ると心が揺らぐのは何故。
空っぽだ……
五人目は人形だったからいなくなったのか……
誤った結論へ辿り着くのを阻止する何かの意志が働いたのか、背後より迫り来る圧迫感によって双葉は一気に現実へと引き戻された。
速い。
正門まで一直線に駆け抜けている二人を遥かに凌ぐ速度で、長身な伊吹の二倍以上あろうかという高さの黒い風が咆哮をあげ、鋭い顎に捉えようとする。妙な表現だが、月夜の闇に混じるようにして風が黒い衣装をまとい、目視できるのである。そう、霧の中を吹き荒れる風のように。
「伊吹! これも驚かないなら蹴り飛ばせ!」
「この手品のタネ、教えてくんないかな……」
今にもなびく金髪が飲み込まれようとしたとき、伊吹に目で合図を送った双葉は振り向きざまに両手を突き出すと、青い光の魔方陣を形成し防御壁を張る。光の壁に防がれている可視な風という奇妙な光景。直撃は免れているものの勢いを抑えることは到底不可能であり、石畳の上を滑っていく体を受け止めた伊吹も一緒に弾き飛ばされ正門横の壁に激突し、土埃と瓦礫の熱烈な歓迎を受けた。
「あーっはっはっは。アタシはまどろっこしいことは嫌いなんだえ。さぁさぁ、逃げてないで向かってこないと消し飛ばしてしまうら」
癖である肩に扇子を軽く打ちつける仕草をしながら近づいてくる姿は体を中心に黒い旋風が流れ、気の強そうな印象を与える顔に浮かぶ笑みを見せ付けるかの如く前髪をふわふわと躍らせていた。
パプワくんは名作デスヨ(ぶろぐらんきんぐスイッチです)
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
うん、カラッポなんです。げふーん。
|*'ヮ')っ気晴らしに音楽変えました。

10:37のお方
味ですかっ!よく独特とは言われますが、いい方にダシがでててよかったです♪
元気をありがとうー!
書き続ける励みになりますっ。
あと数歩、双葉が出口へと進んでいれば扉で全身を痛打しつつ外へ弾き飛ばされていたであろう。ただし、その場合は脱出できたにもかからわず頭から湯気を出し、目を三角にした鬼双葉が舞い戻ってくることは容易に想像できる。
「どんな手品かしらねぇが、こんな古いホラー映画に出てきそうなモンで驚くか……よっと!」
十分に効果があったらしく、硬直したまま二つに結んだ金髪だけが扉の閉まる勢いで動いている双葉を、後から歩いてきた伊吹が押しのけ、閉ざされている扉に軽く右足で蹴りを放つ。
緩く締めたネクタイが踊る静けさとは対照的に爆発音といっていいほどの轟音が鳴り響き、開く・閉じるの二つしかない単純な役割のどちらでもない、本体ごと吹き飛ぶという理不尽なアクションを要求された扉が破片を庭に四散させた。
そしてまだ一部が宙を舞い、石畳との衝撃音を次々と奏でる間をすり抜け二人は駆ける。
もしこの扉が言葉を話せたとすれば「閉じ込められたという設定を守ってください!」と猛抗議したはずである。
あのシズナというのは間違いなくヴァンパイア。隠そうとしない魔力、妖しい光を帯びた瞳、向こうが気付いたのと同じく双葉にも伝わる“同種”のような感覚、全てがそう告げていた。
なのに今、こうして逃げている。
指令の対象じゃないから?
……指令って何だ。
関係なくヴァンパイアなら狩る。
もしくは指令されたヴァンパイアだけを狩っていく。
実に単純明快である。
受け入れられれば何の葛藤もなく、楽になれるだろう。
私は何者。
ヴァンパイアを狩るために創った、直接そう言ってくれればいい。
その意志の通り行動しているのに、ウィステリアを見ると心が揺らぐのは何故。
空っぽだ……
五人目は人形だったからいなくなったのか……
誤った結論へ辿り着くのを阻止する何かの意志が働いたのか、背後より迫り来る圧迫感によって双葉は一気に現実へと引き戻された。
速い。
正門まで一直線に駆け抜けている二人を遥かに凌ぐ速度で、長身な伊吹の二倍以上あろうかという高さの黒い風が咆哮をあげ、鋭い顎に捉えようとする。妙な表現だが、月夜の闇に混じるようにして風が黒い衣装をまとい、目視できるのである。そう、霧の中を吹き荒れる風のように。
「伊吹! これも驚かないなら蹴り飛ばせ!」
「この手品のタネ、教えてくんないかな……」
今にもなびく金髪が飲み込まれようとしたとき、伊吹に目で合図を送った双葉は振り向きざまに両手を突き出すと、青い光の魔方陣を形成し防御壁を張る。光の壁に防がれている可視な風という奇妙な光景。直撃は免れているものの勢いを抑えることは到底不可能であり、石畳の上を滑っていく体を受け止めた伊吹も一緒に弾き飛ばされ正門横の壁に激突し、土埃と瓦礫の熱烈な歓迎を受けた。
「あーっはっはっは。アタシはまどろっこしいことは嫌いなんだえ。さぁさぁ、逃げてないで向かってこないと消し飛ばしてしまうら」
癖である肩に扇子を軽く打ちつける仕草をしながら近づいてくる姿は体を中心に黒い旋風が流れ、気の強そうな印象を与える顔に浮かぶ笑みを見せ付けるかの如く前髪をふわふわと躍らせていた。
パプワくんは名作デスヨ(ぶろぐらんきんぐスイッチです)
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破壊された扉の表現がツボ(^〜^)
シズナ最強説!
>しゃち公サマ
名前が!(笑)
絵とか映像でグリグリ動かしたいのですよー!
あれ?敵なのに「様」をつけてしまうww
かっこよく見えてよかったー♪