だめだー!モトモト遅い筆が進みません、がふっ。
何もでてこないぞー。
「お主は誰ら?」
「お前こそ誰なのだ」
「先に聞いたのはあたしなんだから、お主から答えるら!」
「いーや! まず名乗ってから聞くのが礼儀というものなのだ!」
「まぁまぁ……」×2
「うるさい!!」×2
同じタイミングで制止しようとした二人を、これまた同じタイミングで一喝する二人の少女。赤髪をお団子に結い、肩が出るような服の袖だけ独立した独特の衣装を着た少女は、双葉と外見が全く似ていないのに普段の光景が目に浮かぶようである。それと同じく隣で怒鳴られている、人のよさそうな常に笑顔で長身の執事服の男も……。
「とにかく、用があるのはレクラムっていうこの屋敷の主人だけなんだから邪魔をするなっ!」
「主人? くふぁふぁふぁ、レクラムなぞ下っ端、下っ端。ご主人様はあ・た・し」
高笑いなのか一風変わった笑い声で手をひらひらさせ、もう一方の手に持った扇子を服のデザインのために露出した素肌の肩に二三度軽く打ちつける。
「何だかややこしいみたいだけど、じゃあその下っ端を呼んでもらえっかな?」
「今はこの屋敷におりません。さてさて、どこへいったのやらいつ帰ってくるのやら」
面倒そうに髪をかき上げる伊吹の問いに執事服の男が答える光景は、どうやら四人が自然と対になっているようで少々滑稽であった。
「あんな奴ほっといて、あたしと遊ばないかえ? 長いこと退屈続きだったからもう、関節が固まるれら」
「お婆さんみたいですよ……シズナ様」
「…………フォルス」
「おー、すっげプルプルしてる」
髪と同じ赤い瞳が怒りの炎となり、隣に立っているフォルスという執事服の男が滝のように汗をかいているのはきっと暑さのせいではないだろう。見慣れた光景についつい口が出る伊吹も伊吹だが。
このとき、双葉の心の中に湧き上がったざわめきは、違和感という言葉がピッタリであろう。
得ている特徴とは似ても似つかないので、二人のうちどちらかがレクラムというヴァンパイアであり、とぼけているということはない。
しかし、帝国祓魔座が間違った情報を指示してきたことも過去にはなく、ここがレクラムの屋敷であるという情報は確かなもののはず。第一そんなことをする理由が思いつかない。
とはいえ、仮にも真祖がいつ戻るかわからない状況で、平然とこの屋敷に居られるというのは同等かそれ以上ということになるのだろうか。
あとは今現在もレクラムが屋敷のどこかに居て、手下であるこの二人が嘘を言っているという可能性だが、それも手間の割にいまいちメリットが感じられない。それならば早々に排除しようとするなりしてきてもいいはずだ。
この場に居ない第三者の作為的な意図が見え隠れして、何ともいえない不快感があった。全てのものがバラバラに見えて、裏ではしっかりと繋がっている。ちょっぴりそれぞれの思惑が入り混じり、糸が絡まってしまっているような。
「帰ろうか伊吹。何だか嫌な感じがする」
手下ならかまわず倒してレクラムを探そうかという伊吹の思考は、真剣な眼差しの双葉が腕を引っ張ったことで中断された。まだ不確定な要素が多く早すぎるという気もしたのだが、とにかくこういうときの双葉の勘はよく当たる。同じようなことを何度も過去に経験しているからこそ、今では異論を唱えることなく従うのが常であった。
今回の予感の中で最悪の事態は、既に自宅で現実のものとなってしまっていたのだが……。
「まーてまて! 面白そうなニオイのするそこのちびっこ!」
「ニオイとか誤解を招く表現をするな! クサイみたいではないかって、伊吹も嗅がなくていい!」
二人に猛抗議しつつも、さりげなく鼻をヒクヒクさせて確認してしまう双葉であった。ほのかにお気に入りの香水と新品の服独特の香りがするだけでいつもと変わりがない。表面上は冷静さを装いスタスタと帰ろうとするのであるが、予想外の先制攻撃のおかげで左右同じ方の手足を出すというぎこちない歩き方である。
「さっきといい、しばらく離れているうちに世界というものは変わるら。こんな面白そうな玩具、アッサリと帰られては困るれ」
「シズナ様、本来ならば十分におもてなしをするところですが、そろそろお時間が」
「あと少しくらい大丈夫らや。それにしても不便な体……、土産は無いが、この顔を見せたときの奴らの後悔で代用するら」
「そのときは是非私もご一緒に」
表情は笑ったまま、髪と同じ銀色のフォルスの瞳はもう、獣と呼ぶに相応しいものに変わっていた。
そして開きっぱなしになっていた扉は大きな音を立て閉まり、檻は二人を飲み込んだのである。
駄文だなぁと痛感している兎和に活を
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
何もでてこないぞー。
「お主は誰ら?」
「お前こそ誰なのだ」
「先に聞いたのはあたしなんだから、お主から答えるら!」
「いーや! まず名乗ってから聞くのが礼儀というものなのだ!」
「まぁまぁ……」×2
「うるさい!!」×2
同じタイミングで制止しようとした二人を、これまた同じタイミングで一喝する二人の少女。赤髪をお団子に結い、肩が出るような服の袖だけ独立した独特の衣装を着た少女は、双葉と外見が全く似ていないのに普段の光景が目に浮かぶようである。それと同じく隣で怒鳴られている、人のよさそうな常に笑顔で長身の執事服の男も……。
「とにかく、用があるのはレクラムっていうこの屋敷の主人だけなんだから邪魔をするなっ!」
「主人? くふぁふぁふぁ、レクラムなぞ下っ端、下っ端。ご主人様はあ・た・し」
高笑いなのか一風変わった笑い声で手をひらひらさせ、もう一方の手に持った扇子を服のデザインのために露出した素肌の肩に二三度軽く打ちつける。
「何だかややこしいみたいだけど、じゃあその下っ端を呼んでもらえっかな?」
「今はこの屋敷におりません。さてさて、どこへいったのやらいつ帰ってくるのやら」
面倒そうに髪をかき上げる伊吹の問いに執事服の男が答える光景は、どうやら四人が自然と対になっているようで少々滑稽であった。
「あんな奴ほっといて、あたしと遊ばないかえ? 長いこと退屈続きだったからもう、関節が固まるれら」
「お婆さんみたいですよ……シズナ様」
「…………フォルス」
「おー、すっげプルプルしてる」
髪と同じ赤い瞳が怒りの炎となり、隣に立っているフォルスという執事服の男が滝のように汗をかいているのはきっと暑さのせいではないだろう。見慣れた光景についつい口が出る伊吹も伊吹だが。
このとき、双葉の心の中に湧き上がったざわめきは、違和感という言葉がピッタリであろう。
得ている特徴とは似ても似つかないので、二人のうちどちらかがレクラムというヴァンパイアであり、とぼけているということはない。
しかし、帝国祓魔座が間違った情報を指示してきたことも過去にはなく、ここがレクラムの屋敷であるという情報は確かなもののはず。第一そんなことをする理由が思いつかない。
とはいえ、仮にも真祖がいつ戻るかわからない状況で、平然とこの屋敷に居られるというのは同等かそれ以上ということになるのだろうか。
あとは今現在もレクラムが屋敷のどこかに居て、手下であるこの二人が嘘を言っているという可能性だが、それも手間の割にいまいちメリットが感じられない。それならば早々に排除しようとするなりしてきてもいいはずだ。
この場に居ない第三者の作為的な意図が見え隠れして、何ともいえない不快感があった。全てのものがバラバラに見えて、裏ではしっかりと繋がっている。ちょっぴりそれぞれの思惑が入り混じり、糸が絡まってしまっているような。
「帰ろうか伊吹。何だか嫌な感じがする」
手下ならかまわず倒してレクラムを探そうかという伊吹の思考は、真剣な眼差しの双葉が腕を引っ張ったことで中断された。まだ不確定な要素が多く早すぎるという気もしたのだが、とにかくこういうときの双葉の勘はよく当たる。同じようなことを何度も過去に経験しているからこそ、今では異論を唱えることなく従うのが常であった。
今回の予感の中で最悪の事態は、既に自宅で現実のものとなってしまっていたのだが……。
「まーてまて! 面白そうなニオイのするそこのちびっこ!」
「ニオイとか誤解を招く表現をするな! クサイみたいではないかって、伊吹も嗅がなくていい!」
二人に猛抗議しつつも、さりげなく鼻をヒクヒクさせて確認してしまう双葉であった。ほのかにお気に入りの香水と新品の服独特の香りがするだけでいつもと変わりがない。表面上は冷静さを装いスタスタと帰ろうとするのであるが、予想外の先制攻撃のおかげで左右同じ方の手足を出すというぎこちない歩き方である。
「さっきといい、しばらく離れているうちに世界というものは変わるら。こんな面白そうな玩具、アッサリと帰られては困るれ」
「シズナ様、本来ならば十分におもてなしをするところですが、そろそろお時間が」
「あと少しくらい大丈夫らや。それにしても不便な体……、土産は無いが、この顔を見せたときの奴らの後悔で代用するら」
「そのときは是非私もご一緒に」
表情は笑ったまま、髪と同じ銀色のフォルスの瞳はもう、獣と呼ぶに相応しいものに変わっていた。
そして開きっぱなしになっていた扉は大きな音を立て閉まり、檻は二人を飲み込んだのである。
駄文だなぁと痛感している兎和に活を
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
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フォルスもなかなか癖のあるキャラですね^^
今後の活躍(?)が楽しみです。
描きたいって思っていただけるのが最高に嬉しいですねー♪
イラスト化するときに質問の返答させていただくのが、なるほど!っとものっそ勉強になります!
>いき♂サマ
こゆーいクセのある人物をイッパイ出したくなるのですよっw
あ、全部の登場人物を愛してますよ!モチロン♪
一杯増えてるー
後でまとめて読ませていただきまする (土下座)
読んでいただけるだけでとんでもなく嬉しいので、時間のあるときにごゆっくりと!
遅れましたがシッカリと変更しておきましたー♪
シズナ様の口調が面白いら(^^)
兎和さんのキャラは印象が強いなぁ!
とりあえずはラッシュも落ち着く予定なのですが、どうなるんでしょう!
マダマダいっぱい出したい人物がいるー、うあー。
いやー、面白かったです。どのキャラも濃いっすね(笑)
印象に残る濃ーいのがいいんじゃないかと思ってる兎和でしたっ。